大橋直久「タバコのエチケット」

◆決められた場所以外では吸わない

タバコの健康への影響が問題になっています。

最も問題なのは、タバコを吸わない人にも、吸う人からの煙や臭いが影響を及ぼすという間接喫煙の問題です。

間接喫煙の害を少なくするため、職場では喫煙ルールを設けているところが多くなっています。

会社によっては全面禁煙という厳しいところもありますが、多くは喫煙できる場所を決める分煙の方法を採用しています。

タバコを吸う人は、決められた場所で吸うことです。

◆相手の健康への影響を自覚する

商談の席、食事や酒の席で、平気でタバコを吸う人がいます。

黙って吸わないまでも、吸うときに「タバコを吸ってもよろしいですか」と聞く人がいます。

こう聞かれたときに、「吸わないでください」とは言いにくいものです。

いいと言ったとしても、吸わない人にとってはタバコの煙や臭いは迷惑なのです。

相手が吸わないときは、できるだけ吸わないことです。

ましてや、相手が大事なお客様や上司の場合は、極力がまんをしましょう。

また、会議のように大勢が集まる場所でも吸わないことです。

吸う人は、タバコの煙が吸わない人に害を及ぼしているのだという自覚をしっかり持たなければなりません。

大橋直久〜就活生・新社会人のためのマナー講座