2014-01-01から1年間の記事一覧

大橋直久「休憩時間以外はだめだ」

水田さなえさんは健康飲料「イーグル」の販売員である。毎日、商品をいっぱい積んだ手押し車を押しながら、ビルの谷間を訪ね歩く。あそこのビルで、ここの事務所で、大勢の人が彼女が来るのを待っている。彼女は、みんなの天使である。しかし、地上の天使は…

大橋直久「また後で電話します」

ベテランは、これと同じ反論が出たら、どう対処するか。それは、この相手の、逆手をとることだ。「ありがとうございます。わざわざお電話をいただけるなんて、……私、株式会社ブローニュのものですが、電話番号はご記憶していただいておられますか」「……」「…

大橋直久「無理なく契約を獲得する」

悲劇的な事態を回避し、無理なく契約を獲得するためには、毎回お客様との打合せが終わった時点で、(1)お客様から聞いた話の内容を復唱し、こちらの理解に相違がないか確認してもらう。(2)お客様にこちらが提案した内容について問題点はなかったか再確…

大橋直久「クロージングの効果的ポイント」

お客様との打合せや商談が終わると、たいていのセールスマンは、次回アポイントメントをもらっただけで帰ってきてしまう。そのさい、お客様は「では、いちどデモを見てみよう」とか、「じゃあ、とりあえず見積書を持ってきてよ」といってくれる。だが、はた…

大橋直久「契約の本質」

もう一度、セールスの原点を思い出してほしい。セールスマンの力だけで商談を契約成立にまで導けるものではない。最終的に商品を買うのはお客様自身である。どんな商談も、どんなビジネスも、お客様の購入意欲と協力なしには進展しないし、お客様の合意なし…

大橋直久「チャンス話法」

チャンス話法のなかでも、キャンペーン中の特典割引というのは、実質的には裏での値引き価格を定着させてしまう。二者択一話法は、安いものには有効だが、高額商品となると、二つの商品を薦められたために、お客様が迷って購入決定を先送りしてしまう危険性…

大橋直久「顧客対応セールストークの基本」

売手「ありがとうございます。ではさっそく、弊社のショールームで実際にご覧いただきたいと思います。来週あたりですと、ご都合のよろしい日はいつ頃でしょうか」顧客「う〜ん、来週の水曜日の午後ならば、おたくにうかがえると思います」売手「では、とり…

大橋直久「平凡と非凡の差はここで開く」

平凡な人間というのは、いつも自分で無意識のうちに損をしてしまっていることに気がつかない種類の人が多いものである。自分の声で明るく名乗れてこそ、相手の心を開いて、そのあとの話が胸を開いた形で話すことも聞くこともできるのである。ところが、初対…

大橋直久「PR根性をまねる」

どういうわけかどの人も、目の前でポケットをもぞもぞやりながら、「あ、あ、あの、こういう者で、あ、こりゃ、違いました。他の人の名刺でした」と、ひとりであわてて、名刺入れを電気の光にすかして自分のをとり出している人が多い。人生は戦場である。昔…

大橋直久「身分社会の国」

問題はこの紙一重でやってきた機会を、平凡なわれわれがどんな工夫をしてうまく自分のものにするかである。たとえば、誰かに紹介されて、初対面の人にセールスにいったとする。「ごめん下さい。私はこういうものでございます」といって名刺を出すのが、日本…

大橋直久「クライマックスの舞台」

この世の中には、各界にスター的な存在の人物が沢山いるが、この人達をみていると、彼らには必ずドラマがつきまとう。そしてそのクライマックスの舞台に立った時に、彼はいつも観客の期待に応えるだけのことをするのである。二死満塁一打逆転というチャンス…

大橋直久「いいこともあれば悪いこともある」

人間万事塞翁が馬で、この世の中は、いいこともあれば悪いこともあるのに決まっている。ところが、やっかいなことに、今度はいいことがあるだろう、きっとあるだろうと思って待っていると、いいことはなかなかなくて、反対に悪いことは準備もしないうちにい…

大橋直久「電話での名乗り方」

電話をかけて、会社名しか言わない人、個人名しか名乗らない人、いずれもよろしくない。はっきり名前を伝えることは必要である。それは自信にも関係している。おどおどしたり、何か後ろめたさを感じている時は、どうしても歯切れが悪くなるものである。はっ…

大橋直久「変型の社交性」

(6)の他の社会の人と話したがるというのは、変型の社交性を示すようです。この理由は、同じ場所で働いている人たちと話すと、実のある話をする場合もありますが、えてして不平不満のぶつけ合いということになりかねないので、これが非常に嫌いであること…

大橋直久「自分の生い立ちや性格」

自分の生い立ちや性格がわかってしまうようで、なんと人生論のようなものがいちばん話しやすいというのは、たとえば、話の第一の条件として、簡単な方法でよいから、人を観察することについて書いていることからもご推察願えると思います。したがって(7)…

大橋直久「話題の得手・不得手を分類してみる」

まず自分の話を知りたいものです。あなたはどんな話が得意で、どんな話が不得意ですか。人は誰でも話しやすい話題と、そうでないものとがあります。何人かが集まって話しているとき、自分の不得意な話題、あるいは話しよい相手ではないときに、どうやって自…

大橋直久「話の必要性」

話そのものの必要を最初から感じている場合ですが、話をしているうちに自分でもおかしくなって、なんとかしなければならないと思う場合もあります。それは、次のようなときです。(1)自分を相手によく思われようとしたり、知識を示したり、自分を売り込め…

大橋直久「雰囲気を感じ取る」

その場の雰囲気をいかに敏感に感じとるか、あるいはどうやってムードを作りあげていくかが前提条件になるのですが、それはさておき、人が話し上手になりたいと感ずるのは、次のような場合です。(1)大勢の人の前で話をしなければならないとき。つまり、演…

大橋直久「上手下手の区別」

話というものは口がきければ誰でもできるものです。五歳児の言葉数があれば毎日の生活にはこと欠きません。人が日に三度の食事をし、空気を吸い、水を飲んでいるのと同じで、話をすることにいつもは特別の注意は払わないものです。しかしときにはおいしい食…

大橋直久「仕事とプライベート」

◆過度に異性を意識しない異性に対して態度を変える人がいます。たとえば女性にだけは優しい男性、男性には媚びる女性、などという態度の人がいます。こんな態度はとくに同性から嫌われ、信用をなくします。仕事では男性も女性も平等です。性別がどうであれ、…

大橋直久「タバコのエチケット」

◆決められた場所以外では吸わないタバコの健康への影響が問題になっています。最も問題なのは、タバコを吸わない人にも、吸う人からの煙や臭いが影響を及ぼすという間接喫煙の問題です。間接喫煙の害を少なくするため、職場では喫煙ルールを設けているところ…

大橋直久「幹事役として席を盛り上げる」

◆接待の席は仕事の謡劇い「接待」というと、「会社のお金で酒が飲める」と誤解している人がいます。接待は取引先との親交を深めて、今後の仕事をうまく進めるためのものです。接待する側は、節度と自制心を持って応対することが必要です。そのため、接待の席…

大橋直久「接待は上司に許可を得てから行く」

◆接待は上司に許可を得てから行く接待を受けることを禁止している会社もありますが、接待は会社のルールに従います。もし接待が許されていても、受けるときは上司に許可を得てからにします。常識を超えるような接待には、拒否する勇気を持ちたいものです。接…

大橋直久「最後までしっかり仕事をする」

◆最後までしっかり仕事を会社を辞めるときは、どんな理由にしろ退職の日までは会社から給料が支払われています。その間は、仕事の義務を果たさなければなりません。多くの場合、辞める前は目いっぱい有給休暇を消化したり次の就職に力を注ぐあまり、今の仕事…

大橋直久「新郎新婦より控えめに装う」

披露宴に列席するときの服装は、招待状に断り書きがないかぎり正装にします。「平服で」と書いてあっても、それなりに装って行きます。とくに案内状の差出人が両親の場合や格式の高い式場では、礼装にします。雰囲気にふさわしくない服装は失礼にあたります…

大橋直久「遅刻は厳禁」

披露宴当日は絶対に遅刻しないように、会場には少し早めに着くようにします。受付では招待状を出し、「新郎の同僚の○○と申します。本日はおめでとうございます」「お招きいただきましてありがとうございます」などとあいさつします。現金はのし袋に入れ、持…

大橋直久「明るく心温まる話題にする」

披露宴のスピーチを頼まれたら、喜んで引き受けましょう。祝辞の内容は、まず新郎新婦・親族の方々へのお祝いの言葉、次に自己紹介と新郎新婦との関係を述べます。そして、明るい話題、心温まるエピソードなどをスピーチし、新郎新婦を引き立て、会場の雰囲…

大橋直久「早めに職場に報告する」

婚約、挙式の日程は決まり次第、上司に報告しておきます。会社の仕事状況などを見て、あまり忙しくない日程で挙式日を決めましょう。披露宴に招待する場合は、上司にいきなり招待状を送ることは避け、前もって日時や会場などを報告して、「招待状をお送りし…

大橋直久「新たな門出を祝う」

ビジネスをしていく中には、さまざまなお祝いの場があります。新社屋完成、会社の設立記念、新築や開店、栄転、受賞などのお祝いには、関係者を招いて祝賀行事が催されます。このような行事は喜びの場ですから、関係者たちで喜びを分かち、労をねぎらい、新…

大橋直久「偏差値と学校の価値」

現在の高校の中に、飯能市の高校生が学んでいるような学校が存在することを知り、まだ、絶望すべきではないという思いであるが、この理想的な学校は、もしかしたら、「偏差値」はあまり高くない学校ではないだろうか、そして、海老名市の高校生の学校のほう…