大橋直久「新たな門出を祝う」
ビジネスをしていく中には、さまざまなお祝いの場があります。
新社屋完成、会社の設立記念、新築や開店、栄転、受賞などのお祝いには、関係者を招いて祝賀行事が催されます。
このような行事は喜びの場ですから、関係者たちで喜びを分かち、労をねぎらい、新たな道への門出を祝うことになります。
◆会社代表で出席という意識を持つ
招待状を受け取ったら、なるべく早く出欠の返事を出します。
ビジネスで招待された場合は出席するのが原則です。
都合がつかない場合は、代理を立てるか祝電を打つ、またはお祝いを届
けるなどします。
出席するときは、会社としてのお祝い金を持参するとよいでしょう。
金額は会社との関係により決めますが、緊密な場合は少し多めにします。
お祝いの酒などを届けてもよいでしょう。
現金は、祝い事用の飾りのしがついたのし袋に入れます。
水引の本数は奇数で、紅白の花(蝶)結びにしたものを使います。
のし袋の表書きは、上部中央に「御祝」などとし、下部中央に社名や氏名を毛筆の墨で濃く書きます。
宴に出席するときは、会社の代表という気持ちを忘れずにマナーを守り、出席者と交流の輪を広げましょう。
大橋直久〜就活生・新社会人のためのマナー講座