大橋直久「電話での名乗り方」

電話をかけて、会社名しか言わない人、個人名しか名乗らない人、いずれもよろしくない。

はっきり名前を伝えることは必要である。

それは自信にも関係している。

おどおどしたり、何か後ろめたさを感じている時は、どうしても歯切れが悪くなるものである。

はっきり名乗ることが、自信をもたせるということにもなる。

難しいのは目的である。

何のために質問するのかということを手短かに、かつ明確に伝えることはけっして容易ではない。

電話で何かを聞くというのはいろいろなケースがあるが、「研究のために」、ヲポートを書くために」、〒関心があって」、「外国の関係先から尋ねられて」などが主なものだろうか。

一番難しいのは、市場調査に関連した電話インタビューであろう。

とくに、調査委託者と尋ねている相手がコンペティターの関係であれば、どのような質問にしろ、質問に答えて得になることはない。

大橋直久〜就活生・新社会人のためのマナー講座