大橋直久「5Sチェックリスト」

5Sチェックリストは、5S活動をすすめるうえで強力なツールとなる。

チェックリストを読むだけでも、自分たちの職場がどういう姿をめざしているのかということが理解できる。

また、自分でチェックすることにより、何度も何度もそれが頭の中にインプットされ、日常の業務の中で自然と行動にあらわれるようになる。

これが、5S活動成功の秘訣である。

5Sチェックリストは、業種や規模により異なるし、同じ会社でも職場によりちがってくる。

通常、全職場共通のものと、個々の職場ごとのものの2種類を作成し、活用する。

全職場共通のものは、5S委員会などのプロジェクトチームが作成し、個々の職場ごとのものは、その職場にまかせる。

これも、5S教育の1つである。

それでは、誰がチェックするのか。

まず、社長が行なう。

1か月に、1日〜2日間スケジュールをとってもらい各職場を巡回し、職場リーダー立会いのもとでチェックを行なう。

これで、大成功をおさめた会社が何社もある。

これまで、直接社長が現場に出ることがなかったり、社員と話をする機会がなくコミュニケーション不足であったりしたが、5Sチェックを契機に生の情報収集活動ができるようになる。

大橋直久〜就活生・新社会人のためのマナー講座