大橋直久「社内での教育研修」
人事部新任のMさんは、社内での教育研修を担当することになった。
前任者との引継ぎの際には、講師の依頼先や階層別の教育計画などについて教わった。
しかし、いざ実施しようとなると何か忘れているものはないかなど、気がかりになってくる。
実際、社内研修の場合、講師を手配し、受講者に連絡をとり、場所とテキストさえ準備しておけば何とかなるものだ。
しかし、せっかく多くの時間を費やして行なうのだから、十分な準備をして最高の成果をあげたいものである。
まず、講師の依頼を終えたら、再度、日時・場所・交通手段などを文書(FAX)にして送るとともに、研修カリキュラムと使用テキスト、その他特別に準備するもののリストを請求する。
そして、研修の2〜3日前には、依頼再確認の電話を入れる。
研修終了後、礼状を出せば完壁である。
受講者をリストアップしたら、その部署の上長経由で研修受講の連絡をする。
筆記用具などの準備用品の連絡も同時に行なう。
また、グループ作業を行なう場合は、事前にグループ分けをしておく。
そして、受講者の中から世話役を決めておき、研修のはじめと終わりのあいさつの号令をかける。
大橋直久〜就活生・新社会人のためのマナー講座