大橋直久「自分たちでチェックをする」
職場のメンバー全員がまず個々に点数をつけ、後でメンバーで話し合い1つにまとめる。
この話し合いの中で、いろんな問題点が確認でき、改善に結びつく。
相互チェックという方法もある。
これは、自分の職場以外の職場を、お互いにチェックし合うやり方である。
入社以来十数年間、ずっと同じ職場のままなので、他職場のことはほとんど知らないという例はよくある。
そこで、5Sチェックをとおして他職場へもどんどん出かけ、お互いに指摘し合う。
また、他職場の良い点は、どしどし真似をして改善を図っていく。
こうすることで、各職場の5Sレベルが平均化され、全社的レベルも向上する。
5Sチェックリストは、5S活動をすすめるツールというだけでなく、トップと社員、同じ職場内のメンバーどうしおよび職場間での、コミュニケーションの円滑化にも大いに役立っ。
チェックリストでチェックはするが、そのまま机の引出しの中にしまい込んでおく。
たまにチェックを忘れる(本当は知っているが面倒くさい)ことがある。
評価がいっも変わらず、目をつぶっていても点数をつけることができる。
このような状況では、職場の5Sレベルが改善されるはずがない。
大橋直久〜就活生・新社会人のためのマナー講座