大橋直久「マニュアル化推進事例」
複数の場所にコースを持つゴルフ場会社のマニュアル化推進事例を紹介する。
同社では、基本的に同じシステム・手順でゴルフ場の業務を実施していたが、少し細かく業務の流れを見てみると各コースごとに異なり、また、用語も差が大きくなっていた。
したがって、各拠点のメンバーが一堂に会し話しをしてもどうにもかみ合わない。
こんなことから、勝手に運用されていた事務業務のやり方自体にもきっと問題があるだろうとの認識が芽生え、業務を見直すとともに各ゴルフ場を統一した事務業務マニュアルを作成するプロジェクトを発足させ、マニュアルづくりにとりくむことになった。
プロジェクトは大きく3つのフェーズに分けられる。
第1フェーズは、モデルゴルフ場での現状把握。
第2フェーズはモデルゴルフ場での業務の見直しと標準化。
第3フェーズとして、他ゴルフ場においての標準化の推進である。
コンサルタントは主に第1フェーズと第2フェーズにおいて、事務工程分析を活用した現状把握のしかたの指導および推進と、問題点・改善案の見つけ方の指導と推進を図った。
また、このプロジェクトを成功させるために、社内で推進力をつけ、モデルゴルフ場から他のゴルフ場にうまく展開できるように配慮をした。
大橋直久〜就活生・新社会人のためのマナー講座